中国経済崩壊と。

米中貿易戦争で中国の経済は破綻するとか読売新聞のミスリードもひどいなぁ。
25年近くずっと同じことを書き続けて、もうとっくに抜かれているのに成長が止まったとか平気で書いているけど、中国は伸びが鈍化しただけで成長はしている。日本の何倍も。

成長そのもの止まって(国民平均の可処分所得が低下しているため)借金漬けになっている日本なんて鈍化している中国に比べてもっと悪い。
大体貿易戦争で日本もあおりを食う可能性も非常に高いのに、そこには触れない経済面のセンスも解らん。
経済面だけは読売が一番まともだっただけに、もう完全に新聞の意味がなくなりつつある。異常なほど消費増税に傾向しているし病的な新聞になったな。

中国の経済失速は日本にも直撃する。
工業機械や産業機械は日本製も多く、その工場が必要なくなれば機械も売れない。
観光だって爆買いは減ったとはいえ落とすお金は多かったのに、そのダメージも大きいだろう。マナーの問題云々はあるけど、頼りにしていたスキー場などは閉鎖が加速する。

どうなるか解らなくてもいくつかの可能性を示唆し、その中でこうなりやすい、自分の見地からこういうこういうことが予想されるみたいな記事が一番読んでいてわかりやすい。

貿易摩擦のことで自分が考えるのは、それはかつての日本とアメリカでも起きていた話。
成長のピークだからこそ貿易摩擦は目立つ。そしてその先にあるのは過去の栄光を維持しようとして沈んでいく泥船という日本だ。

中国もそうなるかと言えば、そうはならないと思う。
方向転換もルールの変更も世論を無視してできる点はそこだ。経済のドライブに力を注ぐので有ればいくらでもルールを変えてくるだろう。特に注目すべきは北朝鮮とEV。バッテリー技術は世界トップレベルであり、北朝鮮の資源を手に入れればさらに世界を席巻する可能性を秘めている。