まあくだらない話。

最近改めて親の影響力を再認識している。
家の前、商店街、駅、スーパー、区役所。どこをフラフラしていても「お母さん元気?」のようことを聞かれる。
足が悪くなり出歩く機会が減ったからか明確に増えた。

床屋のオヤジさんにも「太陽」と揶揄されたように、地域の中では際立っていたのかもしれない。

昔のイメージというのは怖いもので商店街の自分はいつになってもフラフラしているオッサン。
商店街のとあるお店で継いでくれるなら今からでも修行するかい?と言われる始末。
それも悪くないなと思うけど多分自分の年齢を15歳は若く見誤っていると思う。ここでは時間が止まっているのだ。

もう商店街としての形を維持していないけど、ここはかつて本当に駅前でアーケードには人が大勢賑わい、自転車の列で車が通れないくらいだった。夜になると銭湯に行く人も多く、遅くまでそんな人が行き交っていた。
朝は日が出る前に豆腐屋さんから大豆を茹でる臭いと湯気が立ちこめ、その後パンの焼ける香ばしい臭いがする。

あの活気が恋しいというわけじゃないけど、話しかけられるとなんがかその頃に戻ったような気分になる。