給料は需要と供給で決まる。能力で決まるわけじゃ無い。

田中将大には23億出しても安いと思うが、有名で有能な監督であっても23億は出すまい。
なぜなら監督には代わりが居るから。
需要と供給によって価値や給料が決まるのは物でも人でも同じ。

社会でも似た部分がある。
だれでも出来る仕事は給与が安いし出来ない仕事は給与が高い。危険度など倍率こそあるけどこの原則はある程度普遍性がある。
医者やパイロットは資格が無いとできないし人手が不足しているから給料が高い、居酒屋のホールはほとんどの人が出来るから安い。
誰でも知っていることだ。

企業の中ではどうだろうか?原則は変わらないが、崩れている企業もあるだろう。

これが崩れてしまうと既得権益が生まれ、能力の高い人の不満要素になる。

FAで獲ってきた年俸2億の選手が全然打てないようなケースに近い。FA選手に至ってはこのケースになりがち。なぜなら現時点の能力では無く過去の実績と需要と供給で決まるから。
プロ野球は契約が切れたらそこで終わりだからまだしも、企業ではそうも行かない。
徐々に組織にひずみが出ていずれ健全ではなくなる。