エジプトの暴動、終身制独裁政権の歪みといえばそれまでだが隣の隣にあるチュニジアの運動(革命)の影響が大きいのだろう。

自分が幼少の頃にエジプトは裕福な国と教わってきたけど、ある時期からどんどん不景気に突入して産業らしい産業なんてスエズ運河くらいしか無いと思うがどうなっているのだろうか。

海外とのネットの切断や携帯電話を止めるなどあれやこれや手を尽くしているようだけど、国民の鬱積したパワーは並大抵のことでは収まらないだろう。
軍隊が出れば内乱に発展する可能性もあるので、ここは大統領が安直に国外逃亡などせず国民に席を明け渡して選挙をやり直すのが順当だろう。

あまりに遠く、行ったこともないためエジプトの状況は薄い理解しか持っていないがニュースで一番興味があるのが暴動はネットが原因という報道を見たからだ。

単純な圧政から被害者となった人を中心に始まるような革命とは若干異なり、どちらかと言えばペレストロイカ的な変革なので本当の先進国ではなかなか起こりえないけど、こういったことはインフラが乏しい国が発達する過程でこれからどんどん起きるのかも知れない。

別の見方をすればイスラム系社会が持たす混沌とも言える。
強い宗教国家は近代化が遅れ貧困を生み臨界点を超えて暴動となる。
宗教学に関心はないけど宗教の生み出す社会に対しては政治の一部としてもう少し知識が必要だ。