マネジメントで一番難しいのが人をマネジメントすることだろう。
個人的にはそれほど難しいと思ったことはないが、育成に関わる部分においては考えるところもある。

自分と同じように部下を育成することほど難しい。
補完するような部分だけが伸びてしまう。

自分は常に仕事において最も効率的なことを望み、果断即決を基本とするがそのことで中級指揮官の判断力を鈍らせ効率化は自身で考えなくなる。
強烈な指揮は個々の部門での判断を喪失させ、トップダウンの改善はボトムアップの思考を奪う。
真似るどころか逆方向に成長する。

自分の得意な点だけを見てるからそう思い込んでいるだけで、実際はそうじゃないかも知れないという懸念はあるが、育成においての現時点でのウィークポイントだと考えている。

人間は勝手に育つというのが持論だが水や日のバランスが悪ければ根が腐り枯れることもある。
十分注意しても同じ花は咲かない。

この思い通りにならないことが仕事のおもしろみを増やしている。
それとも今後強烈な資質を持った人間が現れて、自分の構築した理論をすべてぶちこわすかも知れない。

それはそれで面白いし、そんな期待もしている。